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藤堂勝汰さん (9kaibcjg)2025/6/9 14:55削除『PLAN75』を鑑賞して
課題① 映画内における75歳以上の安楽死を容認する「プラン75」という制度に対して、あなたのご意見をお聞かせください。
(answer)
生き続ける権利、死を選ぶ権利が許容されるPLAN75であるが、貧困や生活苦から選択肢はあってないようなものであると思った。
本人がそれでも生き続けたいと思うか、そんな思いから解放されたいと思うかでPLAN75という器の形が変わるなと思った。
それとは別に安楽死の問題は、生き続けることが本人に苦痛を強い続ける場合にやむを得ず発動されるものだと思うので、こちらは容認したいと考える、
政府が推し進めるPLAN75に対しては反対の立場である。
課題② どのシーン、またどの俳優の演技が印象に残りましたか。
(answer)
倍賞千恵子を久々にスクリーンで見た。
歳をとった感は否めないが、声の張りや仕草は若々しいと思った。
シーンで言うと、プラン75の職員である青年・岡部ヒロム(磯村勇斗)が掲示板に張り紙をしている時に何かを投げつけられるわけだが、だれが何の為に投げつけたのかが今一つ背景が無く、理解できなかった。
課題➂ ラストシーンも含め、説明を省き観ている人にゆだねる表現が多かったですが、この手法についてどう思いますか。
(answer)
この監督の特徴なのだろうが、背景や説明を極力省いている為、課題②も含めて理解できない部分が多々あった。
課題④ この映画の自由感想をどうぞ。
(answer)
正直言うと、観ている途中、観終わった後もやり切れなく、後味のいい映画ではなかった。
ついつい監督の意図は? と言う事を考えてしまい、やっぱり人間は情に支えられ、死ぬ最期まで、その情から逃れる事はできないという事だったのかなとも思ったが、そんなに単純なものでも無さげな展開であった。
誰かの為に、食い扶持を減らすために山に登るというのは楢山節考 ( 深沢七郎,)からヒントを得たストーリーであるのだろう。
映画「楢山節考」の方が時代は違えど、食い扶持を減らすために自ら死を選ぶという犠牲愛が描かれていると思い、腑に落ちると感じた。