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阿王 陽子さん (8nqqh1v5)2023/3/12 13:44削除2023年2月19日 文学横浜の会映画好きの集い、【旧作】「インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》」(阿王)
a.イントロ
今回旧作に「インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》」を選んだのは、
アマゾンプライムで見られること、明るいこと、カッコイイことの3つの理由です。
便利なプライム、また戦争やコロナ禍で少しでも元気が出るように、また、ハリソン・フォードのセクシーなかっこよさを、ぜひ話し合いたい、と思い、選びました。
そこで、テーマを次のように決めました。
「インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク」テーマ
1.この映画の中のハリソン・フォードの魅力について思うところ、またインディー・ジョーンズの魅力について思うところ
2.考古学者志望が増えたきっかけになったといわれるこの映画のなかでの、考古学とはどんなものでしょうか。
3.ほか自由感想
下記は梗概と、私の感想を載せました。
b.梗概(ウィキペディアより)
インディ・ジョーンズ シリーズは、架空の考古学者であるインディアナ・ジョーンズを主人公とした冒険を描く映画、ドラマ、小説シリーズ、およびそれを基にした一群のフィクションである『インディアナ・ジョーンズ シリーズ』 (Indiana Jones series) の、日本における名称である。「インディ」は「インディアナ」を略した通称。連続活劇の現代版。シリーズ全体の原案はジョージ・ルーカスとスティーヴン・スピルバーグ。製作はルーカスフィルム。
レイダース 失われたアーク《聖櫃》
インディアナ・ジョーンズ - 世界的に有名な考古学者にして冒険家。愛称はインディ。
マーカス・ブロディ - インディの友人。ニューヨーク国立博物館館長。
マリオン・レイブンウッド - インディの師である考古学者・アブナー・レイブンウッド教授の娘。現在はネパールで酒場を経営。
サラー - インディの友人で、遺跡発掘のベテラン。
ルネ・エミール・ベロック - フランス人の考古学者で、インディの宿敵。ナチスに加担して聖櫃を探す。
ヘルマン・ディートリッヒ - ドイツ国防軍の大佐。ナチスの聖櫃捜索部隊の司令官。
アーノルド・エルンスト・トート - ナチスの秘密警察「ゲシュタポ」のエージェント。
コブラー - ディートリヒ大佐の補佐官。
魔宮の伝説
インディアナ・ジョーンズ - 世界的に有名な考古学者にして冒険家。愛称はインディ。
ショート・ラウンド - 中国人の孤児。インディの若きパートナー。
ウー・ハン - おなじくインディのパートナー。
ラオ・チェー - 上海裏社会の大物。
ウィリー・スコット - 上海のクラブ<オビ=ワン>の歌手。
シャーマン - インディ達がたどり着いたインドの村「メイアプール」の長老。インディにシヴァリンガと村の子供たちの奪還を依頼する。
ザリム・シン - パンコット宮殿の若きマハラジャ。
チャター・ラル - パンコット宮殿の宰相。
モラ・ラム - 邪神「カーリー」を崇拝する暗殺教団「サグ」の司祭。素手で人の心臓を掴みだす。
最後の聖戦
インディアナ・ジョーンズ - 世界的に有名な考古学者にして冒険家。愛称はインディ。
ヘンリー・ジョーンズ - インディの父親。長年聖杯探索を行っており、その記録のすべてを「聖杯日誌」に記した。
マーカス・ブロディ - インディの友人。ニューヨーク国立博物館館長。
サラー - インディの友人で、遺跡発掘のベテラン。
エルザ・シュナイダー - オーストリア人の考古学者。裏でナチスに加担している。
ヴァルター・ドノバン - 考古学マニアの億万長者。裏でナチスに加担している。
エルンスト・フォーゲル - ナチス親衛隊大佐。
クリスタル・スカルの王国
インディアナ・ジョーンズ - 世界的に有名な考古学者にして冒険家。愛称はインディ。
マット・ウィリアムズ(ヘンリー・ジョーンズ三世) - 実はインディの息子だが、本人はその事を知らされていなかった。
マリオン・レイヴンウッド - マットの母親。
ジョージ・マクヘイル(マック) - 第二次世界大戦中、インディと共にナチスと戦った元MI6の局員でソ連の二重スパイ。
ハロルド・オックスリー教授(オックス) - インディの大学時代の友人。
ディーン・チャールズ・スタンフォース - マーカス・ブロディの死後の大学の学部長。インディとは旧友。
イリーナ・スパルコ - KGBのエージェント。超能力研究者。レイピアを使う凄腕の剣士。
アントニン・ドフチェンコ - スパルコの部下のソビエト連邦軍の軍人。階級は大佐。
オレリャーナ - 黄金の都市を探し求め、ペルーで行方不明になった500年前のスペイン人探検家。謎のカギとなる。
c.評価(ウィキペディアより)
レイダース/失われたアーク《聖櫃》
1981年のアメリカのアドベンチャー映画
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』[注釈 1](レイダース/うしなわれたアーク、英: Raiders of the Lost Ark)は、1981年に公開されたアメリカ合衆国の映画。ジョージ・ルーカスとフィリップ・カウフマンの原案をもとに、スティーヴン・スピルバーグが監督を務めた。出演はハリソン・フォード、カレン・アレン、ポール・フリーマンなど。第二次世界大戦前の1936年を舞台に、フォード演じる考古学者のインディアナ・ジョーンズが、神秘の力を宿すと伝わる「聖櫃」を巡りナチス・ドイツ軍との争奪戦を繰り広げる冒険活劇で、後に続く「インディ・ジョーンズ」シリーズの第1作目である。
レイダース/失われたアーク
《聖櫃》
Raiders of the Lost Ark
Hollywood Studios - Indy and the idol - by hyku.jpg
インディ・ジョーンズの模型
監督
スティーヴン・スピルバーグ
脚本
ローレンス・カスダン
原案
ジョージ・ルーカス
フィリップ・カウフマン
製作
フランク・マーシャル
製作総指揮
ジョージ・ルーカス
ハワード・G・カザンジャン
出演者
ハリソン・フォード
音楽
ジョン・ウィリアムズ
撮影
ダグラス・スローカム
編集
マイケル・カーン
製作会社
ルーカスフィルム
配給
アメリカ合衆国の旗 パラマウント映画
日本の旗 パラマウント映画・CIC
公開
アメリカ合衆国の旗 1981年6月12日
日本の旗 1981年12月5日
上映時間
115分
製作国
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語
英語
製作費
$18,000,000[1]
興行収入
世界の旗 $384,140,454[1]
アメリカ合衆国の旗 $242,374,454[1]
🇯🇵21億円(推定)
配給収入
日本の旗 13億8000万円[2]
次作
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
映画史に残る名作の一つとして知られる。初公開時の1981年最高興行収入を記録するなど成功を収め、アカデミー賞5部門、サターン賞7部門など多数の賞に受賞・ノミネートされた。また、大衆文化にも大きな影響を与える人気となり、公開後には『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年)、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年)の3作のほか、テレビシリーズ、ビデオゲーム、テーマパークのアトラクションなど多くの続編やスピンオフが製作されている。
1999年、「文化的・歴史的・芸術的にきわめて高い価値を持つ」とみなされアメリカ国立フィルム登録簿に登録された[3][4]。
評価
ナショナル・ボード・オブ・レビューでは、本作を「インスタント・クラシック」と名付け、これまでに作られた最もユーモラスでスタイリッシュなアメリカ映画の1つと評した。また、古い連続活劇を現代の観客にとって、最も完璧な形に洗練して見せたと説明し「息をのむような信じられないほどの」冒険と呼んでおり、この映画が娯楽作品というジャンルで唯一の成功をおさめ、スターウォーズ、ジェームズボンド映画、スーパーマンの流れを汲む冒険叙事詩を作成したと結論付けている[29]。
バラエティ誌のスティーブン・クレインは「爽快な現実逃避の娯楽」と呼び、映画がアクション、コメディ、サスペンスと神秘的な神話とのバランスをうまくとっていると評した[30]。
水野晴郎は本作を「息をつかせぬ面白さ」と評している。また、カーチェイスの場面に『駅馬車』(1939年)の類似点があることや、公開直前行ったインタビューでルーカスが「映画を作る前に『隠し砦の三悪人』(1958年)を見なおした」と語っていたことを挙げ、「映画史上に有名な、面白い映画のエッセンスが全部込められているわけです」と述べている。
一方、アラブ系の人種を粗野で野蛮に描いていると、公開当時に鑑賞していた映像作家のウサマ・アルシャビ(英語版)が指摘している[31]。
スピルバーグは自身は、後に「シリーズの中で最も完璧な映画が当作だと考えている」と語った[32]。
影響
本作は公開後に大衆文化にも永続的な影響を与え、”現代映画の試金石”となったと考えられている[32]。
公開後、考古学を学ぶ若者が増加しており、現代の考古学者には「この映画がその道へすすむきっかけだった」と語る人物が多い。ジョン・リス=デイヴィスは、これまでに出会った150人以上の講師、教授、考古学者が「この分野への関心はこの映画から始まった」と語ったことを明かしている[33]。
ルーカスの協力者で著名なゲイリー・カーツは本作について、ルーカスが「観客は物語より『ジェットコースターに乗ること』に関心がある、と確信するようになった作品」とし、以降のルーカス作品は、脚本よりアクションを重要視するようになったという[34]。
受賞・ノミネート
賞 部門 対象 結果 出典
アカデミー賞 美術賞 ノーマン・レイノルズ
レスリー・ディリー
マイケル・フォード 受賞 [35]
視覚効果賞 リチャード・エドランド
キット・ウェスト
ブルース・ニコルソン
ジョー・ジョンストン 受賞
音響編集賞 ビル・ヴァーニー
スティーヴ・マスロウ
グレッグ・ランデイカー
ロイ・チャーマン 受賞
編集賞 マイケル・カーン 受賞
特別業績賞 ベン・バート
リチャード・L・アンダーソン 受賞
作品賞 N/A ノミネート
監督賞 スティーブン・スピルバーグ ノミネート
撮影賞 ダグラス・スローカム ノミネート
作曲賞 ジョン・ウィリアムズ ノミネート
サターン賞 ファンタジー映画賞 N/A 受賞 [36]
監督賞 スティーブン・スピルバーグ 受賞
主演男優賞 ハリソン・フォード 受賞
主演女優賞 カレン・アレン 受賞
脚本賞 ローレンス・カスダン 受賞
音楽賞 ジョン・ウィリアムズ 受賞
特殊効果賞 N/A 受賞
ゴールデングローブ賞 監督賞 スティーブン・スピルバーグ ノミネート [37]
キネマ旬報ベスト・テン 読者選出外国映画監督賞 N/A N/A [38]
d.感想
シリーズを見て、レイダースを振り返り私の感想である。
インディ・ジョーンズ四部作、キング・ソロモンの秘宝(リチャード・チェンバレン主演)二部作、ナショナル・トレジャー(ニコラス・ケイジ)二部作を年末を使って見ることにした。
インディの最初の作品を見るだけでも良いかとは思ったものの、やはりレイダースが成功したから、インディシリーズや、似たような考古学作品が人気になったからだと思ったのである。
レイダース→ワクワクする冒頭の黄金の像のあたりから変わって、大学の講義では女子大生がメロメロになっている。うっとりしている女子大生。やはり、ジョーンズ先生は人気でかっこよいのだ。
本作のターゲットは、モーセの十戒の石版をアーク(聖櫃)に納め、隠したという伝説のアーク。インディ曰く、考古学者になったきっかけがアークだという。
ナチスドイツと対決する。
アークはどんな形なのか、どんなものなのか、見どころ。
ワクワクするような音楽や映像。
1981年公開のレイダースにおいて、1942年生まれのハリソン・フォードは、39歳ぐらいで男盛り。野性的な姿のインディと、スーツ姿の知的なジョーンズ先生姿の違いがまたカッコよい。今回、インディシリーズを日本語吹き替えで見たのだが、村井国夫が三作、吹き替えをしていたが、ハリソン・フォードの雰囲気に似合っていた。
さて、考古学はもっと地味でおたくっぽいと思っていたのだが、本作の考古学は冒険、アトラクション、そして歴史のストーリー。そして綺麗な女性が現れる。
この、男性の冒険家の冒険物語に若い綺麗なはねっかえりの強気な美女、という組み合わせパターンは、1981年のインディシリーズからではないだろうか。待ってるだけのおとなしい女の子では、砂漠の中で冒険に同行したりすることはできない。本作のカレン・アレン演ずるマリオンは少女漫画みたいな可愛い顔のブルネットの美人であるが、酒場を経営している考古学者の娘でインディの元恋人であり、四部作の「クリスタル・スカルの王国」にも再び出てくる。
マリオンが後半ガンシップで銃を乱射するのが面白かったが、インディがナチスドイツの軍人を殺しすぎていて、そこが気になりはした。
インディとマリオンのラブシーンは少ないが、はだけた傷だらけのインディにキスをしながら展開していくのはなかなかロマンチックだ。
アークを開けたあとの敵が魂を奪われるあたりは、よくできた内容だと思った。
考古学や博物館は、たしかに研究機関や展示会場という機能があるが、危険があり、また、わからずやの権威とのたたかいもある、というのが本作での考古学。しかし、考古学、発掘は略奪ではないか、と思う一面もあった。
シリーズ最初にしてベストの作品であるだろう。
魔宮の伝説→レイダースのヒロイン、マリオンのつぎは、ケイト・キャプショー演ずるクラブ歌手ウィリーだったが、足を引っ張る感じで始終騒がしく、見てる方はイライラしてしまった。後で調べたら、ケイトはスピルバーグ監督の奥さん。オーディションでこの役を勝ち取った。
本作はチャイニーズの少年がいるから、バランスは良かった。聖なる石と子どもたちを取り戻しに行くストーリーだが、舞台みたいなシーンやアクションが、レイダースより多めで、魔宮の伝説のほうが派手な印象。
最後の聖戦→またもやナチスドイツが宿敵。ショーン・コネリーが貫禄あり。キリストの聖杯が意外な見た目で驚くが、これが面白いところでもあった。本作ヒロインはスパイだが、最初から冷たそうなため、他の作品のヒロインとは違うことがわかる。ショーン・コネリーの父親役がとぼけた感じで面白かった。やや軍国的な印象の本作。聖域にたどりつくまで、謎解きを次から次にするのが面白い。
クリスタル・スカルの王国→戦後の自由な雰囲気から一転、今度はソ連の組織。ケイト・ブランシェットがミステリアス。インンディはさすがに老けたが、マッチョさは健在。第一作のレイダースのヒロイン、マリオンが、青年マットの母親役。マットがインディの息子というわけである。カレン・アレンのマリオンもたしかに年をとったが、可愛さは健在だった。年取ったインディにかわって、若いマットがオートバイで縦横無尽に駆け回る。インディの声が日本語翻訳では内田直哉に代わっている。村井国夫より滑舌が良い反面、セクシーさは半減した。とりわけ古代遺跡などの美術セットが見事だった。インディシリーズは遺跡などの美術が特に優れていると感じる。ただ、超能力とかをとりいれていて、宇宙人が出てくるので、ちょっとやり過ぎかと思った。ラストの結婚式は文句なしのハッピーエンド、嬉しかった。
ほか、似たような作品として見たのは、「キング・ソロモンの秘宝」二部作で、ハガードの冒険小説を原作にした、美男俳優リチャード・チェンバレンと若き日のシャロン・ストーン(可愛い…!)のアドベンチャーで、興行的には失敗したが、楽しめる作品だった。
また、最近の「ナショナル・トレジャー」二部作はニコラス・ケイジとダイアン・クルーガーで面白かったものの、ロマンチックさは感じられず、イマイチだった。
年末の休みに、インディ・ジョーンズ四部作、また、キング・ソロモンの秘宝シリーズ、ナショナル・トレジャーシリーズを見たが、やはり1981年の「インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》」がいちばんまとまっている作品だと思った。考古学映画の草分けにして最高の作品だと思うし、またエンタテインメント作品としても満点だと思った。
e.おわりに
さて、インディ・ジョーンズシリーズ5作目は、2023年6月30日、日米同時公開だそうで、5作目で、最後の作品だという。今回たくさん予習をしたので、最後の作品を楽しみに待つことにしたい。